犬や猫を飼っているけど、ペットの医療費は高額…
ペット保険ってどうなの?
こういったお悩みは多いですね。統計的にも近年ペットを飼う世帯は増えています。
平成30年の全国犬猫飼育実態調査によると
推計飼育数と飼育世帯率
犬→7,154世帯・12.64%
猫→5,539世帯・9.78%
という結果が出ています。10世帯に1世帯は犬または猫を飼っている、ということになりますね。
さらに人間だけでなくペット達の平均寿命は延びてきています。
平均寿命
犬→14.29歳
猫→15.32歳
人間の年齢に換算すると、どちらも77~80歳くらいですから、かなり高齢化していますね。
ペットの高齢化で問題になるのが、ペットの医療費の支払いです。ペットは保険が効かないので人間よりも高額になります。
ここで皆さんが思い浮かべることは“ペット保険”ですよね。
結論から申し上げますと、
ペット保険に加入してもいいし、加入しなくてもいい!!
実際にペット保険の掛け金と、実際の医療費を比べてみて考察していきましょう。
ペット保険の内容と掛け金
ペット保険の保険料は、犬種(猫種)・年齢によって金額が異なります。
よくある契約プランだと
通院1日あたり1万円
入院1日あたり3万円
手術1回あたり15万円
というプランが、よく選ばれています。
最低限の補償で良いなら月1,000円ほどのプランもありますが、上記のプランの相場は2,500~5,000円ですね。
ちなみに2歳のトイプードルだと、月3,000円ほどです。
このプランで2歳~14歳までペット保険を契約すると、総額43万2,000円にもなります。
高齢になると掛け金が上がる契約などもあるので、この倍の80万円近い金額を払う可能性もありますよね。
この金額が高いのか安いのか?実際の医療費の相場もご説明します。
動物病院の医療費
生涯に払うペット治療費は「犬は100万円、猫は60万円」と言われています。これはワクチン代なども込みの金額です。
実際に病気になった場合はどうなのか?説明していきます。
動物病院でも診察代や治療費は、病院によって価格設定が異なります。特に法律で決められていないので、自由に価格設定が可能なためです。
医療費の相場をまとめると
診察のみ→5千~2万円ほど
手術+入院→20万円ほど
《猫》一つの病気での治療費の最大金額の平均→54,197円
ちなみに、猫の場合、「一度も病気にかかったことがない」というのは全体の18.2%です。逆を言えば、80%以上のペット猫が何かしらの病気にかかっている、ということにもなります。
これだけ見ると
やはりペットの医療費も病気になる確率も高いから、ペット保険は必須だな!
と思われますよね。
掛け金と比べるとどうなるか?次です。
掛け金と総額医療費はトントン
人間の生命保険の話でもよく言っていますが、保険料分を貯蓄できるならペット保険は不要です。
さらにペットにどれだけ医療費を掛けられるか?といった価値観も人それぞれ違いますので、生涯に払う治療費は20万円ほどだった、という方もたくさんいらっしゃいます。
- 一度ぐらい病気になるのは人間でも当たり前で、もし2回手術と入院をしても40万円程。
- ただ診察を受けただけでは保険金は下りず、条件がある。
- もちろんワクチンや予防接種は保険の対象外。
以上が気を付けたいポイントです。
ちょこちょこ診察を受ける程度では保険金は下りず、やはり大きな病気の場合のみ対象となることが多いです。
先程の計算で保険料の支払い総額が安くても43万円でしたので、これと上記の40万円と比べても大差ないですよね。
ペット保険に入っても入らなくてもどっちでもいい、ということの裏付けになります。
心配な方はペット保険に加入しよう
人間は健康保険が充実しているので生命保険は不要ですから、ペットには保険を掛けておいても損は少ないです。金額から試算すると本当にどっちでも問題ないです。
しかし、大事な家族に何かあったときに最高の治療を受けさせてあげたい、と思うのは当然のことです。そのときにお金の心配をしたくない方は、ペット保険への加入をお勧めします。
お役に立てますと幸いです。
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