学資保険の育英年金は確実にいらない理由【損します】

学資保険の特約で「育英年金」を勧められたけど、実際どうなの?

子供が産まれて考えるのは「教育費」問題ですよね。

実際に学資保険の加入も0歳での加入が基本条件になっている保険会社は多いです。

そこで、よく特約でお勧めされるのが「育英年金」です。(養育年金とも言います)

育英年金とは、契約者である親が死亡した場合に、その後保険が満期になるまでの間、保険料を支払わずに、定められた年金がもらえる制度です。

払い込み途中で死亡しても、その後の保険料は払わずに教育資金を確保できる、ということですね。

一見すると、“死亡保険+学資保険”がセットになっていてお得な素晴らしい制度に見えますが…

「育英年金」は絶対に加入しない方がいいです!!

え!?

万が一も保障されて、一石二鳥な仕組みじゃん!

なんで??

実は全然そんなことない仕組みです。

ただただ面倒が増える、厄介な保険ですよ!

今回はその理由を詳しく解説していきます。

育英年金は確実に元本割れします

元本割れしてしまう

学資保険は、払込んだ保険料の総額の0.4~10%程度上乗せして保険金が受け取れる場合が多いですよね。

実際にほとんどの方が、この“貯蓄性”と“元本保証”が魅力的だから加入しています。

しかし、この「育英年金」特約を付けることによって、確実に元本割れしてしまいます

実際にシミュレーションしてみます。例として、「かんぽ生命」の育英年金付学資保険を使いますね。

契約者:35歳男性、子供2歳で、18歳で受け取れる金額は300万円の場合

  • 月々の払い込み保険料→17,310円
  • 払い込み期間18歳まで

17,310円×12カ月×16年=払込総額332万3,520円

上記計算のように、32万3,520円も損してしまいます!

万が一、途中で死亡してしまった場合にはもちろんプラスにはなりますが…

医療が発達している現代では、確率はかなり低いですよね。

保険の見直しがしづらい

さらに、この「学資保険+育英年金」のセットは保険の見直しがしづらいのが難点です。

セット契約なので、育英年金のみの解約ができません

収入が減ってしまっても見直しがしやすいように、学資保険とは別に「収入保障保険」や「死亡保険」を契約して準備しておきましょう。

後で解約したい時に便利です。

育英年金の受け取りには税金がかかってしまう

契約者である親が死亡してしまった場合、子供が育英年金を受け取ることになるので「相続税」扱いになります。

名目としては「将来受け取る育英年金の受給権」に対してなので、初年度のみ相続税となります。

相続税は基礎控除が大きいので、ほとんどの場合は税金はかかりません。

しかし、問題は翌年以降です。

翌年以降に受け取る育英年金は、雑所得として所得税の対象になります。

(年金方式の受取は雑所得、一時金は一時所得となります)

厄介なのは以下の通りです。

  • 子供でも所得が年間38万円を超えると、所得税・住民税を払わなきゃいけない。
  • 収入があると、親の扶養から外れてしまう。
  • 扶養から外れると母子手当などが受け取れなくなる可能性がある。
  • 育英年金を受け取っている期間は、毎年確定申告を行わなければならない。

これだけ見ると、本当にデメリットしかありませんよね。

死亡保険なら受け取りは配偶者になるケースが多いので、年金受け取りでも問題はないです。

しかし、子供が受取人となる育英年金は本当に面倒くさいです。

子供のための保険なのに、逆に負担になったり損してしまう場合もあります

上記したように、育英保険には入らず、他の保険で補填するのが賢い選択です。

保険は慎重に選びましょう

もう育英年金付きで学資保険に加入しちゃってるんだけど…

もう契約済みの方はそのまま満期まで契約しておいた方が損しにくいです。払えるのなら契約しておきましょう。

収入減で保険料が払えないなら、無理をせず解約も視野に入れておくと資金繰りがラクですよ。

育英年金に限らず、受取時に税金がかかったり手続きが面倒になるケースは多いです。

関連記事保険金の受取に税金はかかる?年金払いの場合などまとめ

保険会社の販売員の言いなりになるのではなく、自分なりに知識を付けて賢く選択していきましょう。

お役に立てますと幸いです。

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