家計管理を任されたけど、夫のおこづかいはいくらに設定すればいい?
お小遣いの金額を上げてくれと交渉された…どれぐらい上げればいいの?
結婚や妊娠をきっかけに、夫婦の財布を一本化することは良くありますよね。そこで出てくるのが、夫や妻のお小遣い問題です。
お小遣い額をいくらに設定すればいいのか、迷う方は多いです。さらに「小遣いの金額を上げたい、下げたい」という交渉も一筋縄ではいかないものです。金額設定や交渉の仕方によっては、夫婦仲が悪くなってしまうケースもあります…
今回は我が家の実例も交えながら、「お小遣いの設定方法」をご紹介していきますね。
小遣いの目安は手取りの12%が目安
家計管理には理想の支出割合というものが存在します。
家計の平均支出は?理想的な家計を目指して毎月の支出を見直そう!
上記の記事に詳しく記載していますが、夫婦二人子なしなら、お小遣いは12%が目安です。子有りなら10%。手取り月収30万円なら、お小遣いは3万6千円です。「二人で12(10)%」ですからね?旦那だけじゃないですよ?子なしの夫婦なら共働きが多いので、世帯月収から6%ずつ小遣いを算出するのが理想です。
このお小遣いの範囲ですが、一般的には「自分の為に使う趣味などのお金」です。これに食費や交通費などは含みません。ゲームや個人的な交際費、タバコなどがお小遣いにあたります。この小遣いの線引きは人によって価値観が違いますので、最初の段階できちんと話し合いが必要です。
クレジットカード利用分はお小遣いから?家のお金から?
よくあるお小遣いトラブル例を挙げると、「旦那(妻)が使ったクレジットカード利用分の請求はどうすればいいの?」です。
ネット購入などはカード支払いが多いので、知らないうちに大きな金額が引き落とされていた…という事例は多いです。
結論から申し上げると、解決方法は2択です。
- 小遣い専用口座をカード引落振替に設定する。
- 小遣いの範囲でのカード利用は、明細をチェックして現金で請求する。
専用口座引落の注意点
給与などのメイン口座とは別に、自分用のお小遣い専用口座を開設してもらいます。その口座をクレジットカードの引き落とし口座に設定すればOKです。これならお小遣いの範囲内で買い物してもらえるので、お互いにストレスレスです。注意点はこちらです。
- 残高不足で引き落とされないケースがある。
- 頼まれた買い物などの清算が面倒。
お小遣いって数万円の世界ですよね。請求が遅れたりなどで、残高不足が発生することもあります。きちんと管理してもらうしかないですが、管理能力が低い場合はクレジットカード自体を解約しましょう。頼まれた買い物などで残高が足りず、カード払いにする方も多いですが、その後その金額を請求するのを忘れてしまうケースもあり、地味にトラブルになります。買ったらすぐ請求する、という癖付けをしましょう。
カード利用分をその都度請求する注意点
カード利用分の明細をチェックして請求する方法は、我が家が実際に利用している方法です。基本的にお小遣いは現金で使ってもらい、オムツなど買ってきてもらう時はカード払いしてもらいます。請求は家のメイン口座なので、金銭のやり取りはスムーズです。
注意点は以下です。
- ネット購入品など、明細チェックが面倒。その都度、請求しなくてはいけない。
- 小遣いの範囲か家のお金か、線引きが難しい。
購入したものを自己申告してお金をくれるときもありますが、そうでないときの方が多いです…旦那に言えばちゃんとお金をくれるので、我が家は比較的うまくいっています。
しかし人によっては、請求が後ろめたい、相手がお金を払ってくれないなどのトラブルは多いです。その場合は前者の口座を変更する方法をお勧めします。
我が家のお小遣い事情
参考までに我が家のお小遣いはどうなっているのか、ご紹介していきます。
- 月4万円
- 通勤が車なので、ガソリン代込み(月9千円ほど)
- 昼食はお弁当持参
- 歓送迎会などの飲み会以外、親族以外の友人での交際費→お小遣い
お小遣いの値上げを要求された…
そして、ここ最近、このお小遣いアップの交渉をされました…理由は以下です。
- 新居へ引っ越し後、職場まで遠くなった為(車通勤、ガソリン込みなので)
- 2019年10月から消費税が増税される為
- 昇給し給料も上がった為
もともとガソリン代込みのお小遣い制には不満を持っていたようです。ガソリン価格は変動するので、価格高騰時にはお小遣い額が少なくなってしまうから、だそうです。
昇給と増税で、気持ち金額を上げて欲しいとも言っていたので、私が提案したのは「ガソリン代なしで4万円」です。これなら「実質1万円アップ」ですので、旦那も快諾してくれました。増税に合わせて10月から値上げします。
お小遣いの金額を下げたい場合
お小遣いを下げるのは揉めますよね。個人的には、お小遣いよりも下げるべき項目はあるはずなので、まずは固定費の削減をお勧めします。
こちらの記事を参考に、お小遣い以外を徹底的に削減しましょう。それでもお小遣いを減らさないとカツカツな場合は、お小遣いを下げる理由を挙げてきちんと相手に説明しましょう。
- 給料がいくら下がったか
- 他で月○万円削減してもカツカツであること
- 何のために・いつまで・いくら貯金が必要なのか
- 相手だけでなく自分も減らすこと
以上を相手にきちんと数字にして交渉していきましょう。男性は数字でプレゼンされると納得しやすいですので、紙に簡単に記載しながら交渉してくださいね。
あなたも、もし職場で給料が下がると言われたら、具体的な理由を知りたいですよね?社長になったつもりで、社員にきちんと事情説明するのは必須ですよ。今後の家族関係を良好に保つために、しっかり話し合いましょう。
お小遣いの設定は人それぞれ
いかがでしたか?お小遣いの金額設定は収入やライフスタイルによって、家庭で違います。友人やママ友の話を参考にするのもいいですが、お互いにストレスがないようにしたいですね。
参考になれば幸いです。