私が尊敬する投資家の菅下清廣さんのメルマガで、先日以下の内容が送られてきました。
菅下清廣がウォール街で
教わったことに、「小さな損はいくらしてもいい。
しかし、大きな損はしてはいけない。
(致命傷は負うな!)」という教えがありますが、
投資で勝利するためには、必要な時には思い切って損切りをする。
儲ける時に大きく儲ける。という発想が必要です。
この意見に深く賛成です。資産運用の世界での話ですが、実生活でも同じことが言えます。今回は「小さな損を重ねて、結果的に大きく儲ける」話を深掘りしていきますね。
人生は小さな損の繰り返しで成長していく
この記事上での「損」の定義は「お金の減少」「時間ロス」のことを指します。
皆さんも一度は「損」をしたことがありますよね。例えば以下のようなケースは多いはずです。
- 食品の賞味期限を切らす。
- 結果的に一度も着ない洋服を買う。
- 詐欺に遭う。
- つまらない映画を観る。
- 性格の合わない彼氏とダラダラ付き合う。
身に覚えのある方は多いのではないでしょうか。分かりやすいように「損」と表現していますが、これはすべて「行動からの結果」でしかないです。つまり「経験」ですね。
私にとって「損」は「経験」です。そして「勉強代」です。この「損」を学んで次に生かせなかったら、本当にただの損になります。
- 食品を腐らせる→買い過ぎないようにする、賞味期限内に食べきるように管理する
- 洋服で失敗→素材感・デザイン・色など「これは自分には合わない」と気づく
- 詐欺で損失→おいしい話は怪しい、と学ぶ。契約前に「まずググる」を徹底。
- 映画で失敗→公開後すぐ観るのはやめて、周りの評判を見てから見る見ないを決める。
- 彼氏で失敗→「こんな男は私には合わない」と気づいて早めに別れる。次に活かす。
こんな感じで、「次回に活かす」が大事ですよね。活かさないと同じことを繰り返して、結果的に積もり積もって、大きな損失になります。投資用語で言えば「損切り貧乏」って感じですかね。
経験→失敗→何がダメか勉強→改善
これに尽きます。損を活かしてどんどん成長していきましょう。
早めの損切りで、大きな損を防ぐ
投資でも「損切り」基準を設けておくと、大きな損を防げて自分を守れますよね。実生活でも同じことが言えます。人生で損切りする場面は意外と多いですよ。
- 結婚してくれない彼氏とダラダラ付き合う→損切り
- 序盤でつまらないと判断した映画→途中で退席する
- ブラック企業で消耗→さっさと退職、バックレる
- 一緒にいるとモヤモヤする友人→会うのをやめる
「タイムイズマネー」と言いますが、実際にはお金より時間の方が有限で貴重です。「なんか違う」「苦しい」「先が見えない」などと感じるなら、さっさと損切りすべきです。
結婚してくれない彼氏といても…気付いたら35歳…あるあるです。出産年齢を考えると時間を無駄にしますよね。婚活では年齢は1歳でも若い方が引く手あまたですので、さっさと別れて「結婚する気のある男」を探す方がいいですよ。
ブラック企業に勤めて心身共に消耗するなら、さっさと転職すべきです。「辞めさせてもらえない…」とか言う人がいますが、ぶっちゃけバックレちゃえば問題ないですよ。失業保険はもらえないかもしれませんが、あなたの身体の方が大事ですから、すぐに環境を変えましょう。
大きな損失、の定義
投資での大きな損失は、資産がゼロになる、信用取引などで借金になる、などですね。では、人生での大きな損失ってどんなものがあるでしょうか?挙げていきます。
- 年収の2倍以上の借金を作る。
- 他人に時間を奪われる。
- 入院レベルの病気になる。
- 命を落とす。
死ななければOKだと思いますが、病気は苦しくて生き地獄になるので、かなりの大きな損失ですよね。
ブラック企業で病む→うつ病→自ら命を絶つ
これは最悪なケースになりますので、退職という小さな損をしておいた方がいいですよね。小さな損は、大きな損のリスク回避にもなります。「損したくない…」と言う方は多いですが、損は過程なので結果的には得になったり、自分を守る行動になりますよ。
どんどん小さな損をしていきましょう
新しいことを始めるときって「損したら嫌だな…」という考えが先行しますよね。実際に多少のお金と時間はかかりますが、失敗したり止めたくなっても、成長の途中だったり、大して楽しくなかっただけです。それに気付けるだけでも、これからの人生に活かしていけますよ。
お役に立てますと幸いです。