日本って外国と比べると年収って高いの?低いの?
皆さんは外国の平均年収をご存知ですか?日本の平均年収はなんとなく聞いたことはあるかもしれませんが、他国は知らない、という方がほとんどだと思います。
日本は先進国でとても豊かな国ですよね。そんな豊かな国に住んでいるのに、世界幸福度ランキングでは156か国中58位でした。(2019年)どんどん順位を下げています。
でもお金の面で言えば他国と比べると年収は高いです。
日本人は、自己肯定感が低いせいもありますが、自分は貧乏である、と考えすぎる傾向にあります。
でも日本に住んでいるというだけで、どれだけ恵まれているか!全然貧しくなんかありません!
今回は外国の平均年収と比べながら、日本がどれだけ豊かなのか解説していきます。
先進国の平均年収
まずは先進国から見ていきましょう。
日本 | 432万円 |
アメリカ | 435万円 |
韓国 | 580万円 |
中国 | 780万円 |
イギリス | 380万円 |
主要な国を挙げてみました。日本とアメリカの年収はほとんど変わりませんね。
韓国が580万円と高い数字なのは、韓国国税庁が発表している平均年収は、大手企業に勤める人で計算しているためです。実質は月収18万円ほどで、年収だと250万円が中間層です。
中国は2001年時点では193万円でしたが、やはりここ10年でグッと上げてきました。
イギリスは低い数字が出ていますが、これは新入社員の平均年収だからです。イギリスは物価も高いので500万円ほどないと生活は難しいでしょうね。販売業なら年収500万円ほどです。
この数字はあくまでも“平均”です。実際には世界的に貧富の格差が広がっており、上記の統計に含まれない世帯も存在します。
日本で地方だと年収200万円以下も多いですが、東京だけで見たら年収600万円ほどです。
中国も人口が多いので年収100万円に満たない人がほとんどで、年収3000万円以上の人たちが平均を押し上げています。
他国と比べると日本の最低賃金は高めなので、貧困層だけで見てもかなり裕福な部類です。
東南アジア・南米の平均年収
次は発展途上国です。
タイ | 115万円 |
インド | 184万円 |
シンガポール | 384万円 |
フィリピン | 48万円 |
カンボジア | 24万円 |
ブラジル | 156万円 |
日本と比べるとやはり低めですね。シンガポールはすでに先進国に近づいていますから、年収も納得です。
タイ、インドもここ数年でグッ上げてきています。インドは人口数が世界二位なので、さらに成長が見込めます。
物価も安いので、日本の年収で東南アジアに住んだら、かなり裕福な暮らしができますね。
ブラジルはリオオリンピックで一時的に年収は上がりましたが、一服しました。
この発展途上国でも貧富の格差は広がっており、ブラジルやカンボジアの農村部では月5,000円の収入しかない地域もあります。
それに比べて日本の生活保護の支給額は単身世帯で月8万円弱ですから、日本にいれば衰弱死などの心配は皆無です。
日本の年収を貰いながら上記の国に住めば、かなり裕福な暮らしができると思われがちです。しかし、実質は「他国で日本食を食べたい」となると、日本の倍以上のお金がかかりますので、注意が必要です。
現地食のみ食べるなら、月10万円ほどで生活することは可能ですよ。
日本は裕福です
「自分の年収は200万円しかない…」と嘆いて悲観的になっている人は多いかと思います。
上記のように世界に目を向けてみると、年収200万円はとてもお金持ちですよね。
日本にいると消費税増税や物価上昇で、生活が苦しく感じる方もいらっしゃいますが、収入だけで考えたら本当に豊かです。
あまり貧乏思考にならず、もっとポジティブに考えていきましょうね。
参考になれば幸いです。